ひなたぼっこの庭
ひとりごと

適応障害を経験して

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
配信サイト「note」にて作成していた記事を当時のまま掲載しています。

こんにちは。

今回は、私の経験談をお話したいと思います。

そんな経験談のテーマとなるのは
適応障害」です。

最近では、芸能人の休養でも
少しずつ増えてきていて、
認知されてきている言葉かと思います。

特に働き盛りには、年齢関係なく
発症しうる、精神疾患になります。

適応障害の経験談

適応障害とは

簡単に説明しますと、

環境の変化適応できず
自身のストレス耐性を超えてしまった場合
心と身体の不調を発症してしまう疾患です。

一般的には、ストレス原因から離れる
症状が改善されると言われています。

心と身体の症状については
うつ病などとよく似ており
素人判断では分かりにくいところがあります。

発症経緯

2019年11月、当時23歳
システムエンジニア歴3年ぐらいの時でした。

2週間以上、頭が重たくて
それがずっと気になっていました。

そこで、脳外科や耳鼻科に行ってみたものの
特に検査での異常がなくて
ますます気になってしまっていました。

そんなある日、こんな症状が現れました。

  • 急に涙が出てきて、止まらなくなった
  • いつもは面白いと思っていたTV番組が
    全然面白く感じなくなった
  • いつもは「もう夕方か」と思っていたのが
    「まだ夕方か」となってしまっていた

あ、これは、精神的にダメな状態だな、
自分でも分かったので
心療内科に行き、診察を受けた結果、
表題の 適応障害 と診断されました。

療養中

診断後は、仕事を続けられる精神状態ではなかったため、2ヶ月休職していました。

休職中、心療内科の先生から言われたのが
「最初の1週間ぐらいは
  落ち着くまで休んでいいですが
  その後は、会社に行っている時と
  同じ生活をしてくださいとのことでした。

意外と厳しいノルマを課す先生だな」と
最初こそ思っていたのですが

実際に、その通りに生活してみると、
普段の生活を丁寧に送ることは
とても大事な事だったんだ 
気付かされました

療養終了

2ヶ月後、精神状態も落ち着き、
無事に社会復帰することができました。

投薬治療は、半年ほど続けつつ
仕事も忙しくなりすぎないように
多少の調整はしてもらっていました。

投薬に関しては、半年を超えたあたりから
徐々に減らすようにしていたのですが、
離脱症状が強く出ていて、辛かったので
結果的に完全に止めるまで半年ぐらい
かかってしまいました。

現在

今、当時のことを思い出しても、
これだ!と言えるような出来事は、ないです。

でも、当時は、心もいっぱいいっぱいに
なっていたかもな、と思うことがあるので
きっと、いろんな事柄が重なって
不調になっていたんだろうなと感じています。

それ以来、再発することなく
現在は、普通に生活を送れています。

私のもともとの性格である
ネガティブ思考にも問題があるなあと感じて
最近では、少しでもポジティブ思考
なれるよう、少しづつ訓練を続けています。

最後に

この「適応障害」は
誰もがなりうる疾患だと思います。

心が弱い、とかよく言われがちですが
そんなことはなくて
普通よりも、物事を捉える感覚
少し敏感なだけ だと私は思っています。

罹患した本人だけの問題ではなく
周りも寄り添ってあげられる
そんな社会になっていってほしいです。

私自身も、心理カウンセラーになったら
そんな方たちに寄り添ってあげられるように
なりたいと思っています。

適応障害について、これを機に、少しでも
理解を深めていただけたら嬉しく思います。

いいねありがとうございます!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加